プラセンタ療法
体内からお肌の機能を高め美しく若々しい素肌に
プラセンタの基本作用である新陳代謝の活性や免疫力の向上により
疲労回復や深いな症状の改善の他、シミ・シワ・にきびなど肌トラブルにも効果をもたらします。
プラセンタとは
プラセンタ(placenta)とは哺乳動物の胎盤のことで、医薬品の世界ではこの英名のほうが広く使われています。 胎盤は、妊娠中の胎児を包む膜と、子宮とを結ぶところに位置する臓器で、母親から胎児に充分な酸素や栄養分を運ぶ働きをします。さらにホルモン分泌をするほかに、毒素などの物質の侵入から胎児を守る免疫機能の役割もはたしています。胎児の各種臓器の機能を代行している万能臓器で、「生命の源」と呼ばれています。 そのような万能臓器である胎盤から抽出したエキスの有効成分を、注射、内服に用いる療法の総称をプラセンタ療法といいます。
効果
- 基礎代謝向上作用(新陳代謝促進、細胞分裂活性化で細胞や器官、臓器の活動を活性化させる)
- 免疫賦活作用(免疫力を強化し、抵抗力を高める)
- 強肝、解毒作用(肝臓の働きを強化し、解毒作用を高める)
- 自律神経調整作用(自律神経のバランスを整える)
- 鎮痛・抗炎症作用(炎症を抑え、壊れた組織の修復を促進する)
整形外科領域では肩こり、腰痛、関節痛などの慢性疼痛疾患 に効果が期待できます。 - 美容、美白作用(基礎代謝向上、血行促進効果により細胞を活性化し皮膚の老化を防止する)
治療方法
プラセンタエキスの注射
注射頻度は症状により異なりますが、週に1回か2回の皮下注射が一般的です。
プラセンタエキス(サプリメント)の服用
注射の苦手な方、またはプラセンタ注射の併用として、お奨めします。
プラセンタ注射の効果の持続時間はだいたい数日だと言われていますが、症状等により異なります。
おおよそ2~3回の治療で効果を実感できる人が多いようです。
美容品や化粧品のプラセンタとの違い
注射薬
健康人の胎盤を原料としており、有効成分が高く、安全で、品質の良い製品で、医療機関のみに認められています。厚生労働省から認可されているプラセンタ注射は「ラエンネック」株式会社日本生物製剤と「メルスモン」メルスモン製薬会社の2種類です。
健康食品・化粧品
すべてブタ由来のプラセンタエキスを使用しています。
副作用と安全性
プラセンタの注射剤は60年近くも医療の現場で使用され続けていますが重大な副作用は現在まで報告されていません。 ヒトプラセンタから抽出されたエキスを原料とするため細菌やウイルス感染症を懸念する方もいらっしゃるかもしれませんが、健全な胎盤を使用し、種々のウイルス不活性処理、高圧滅菌処理をするなどの万全な安全対策が取られています。ただし、あらゆる感染症対策を施してあっても、ヒトプラセンタ由来の生物学的製剤のため「未知なる感染症」のリスクを考慮して、プラセンタ注射を受けている方は、現在のところ、献血制限を受けることになっています。