QスイッチNd-YAGレーザーの1064nmという波長を用いて、表皮レベルの色素に対してダウンタイムなく色調改善を狙う照射方法でレーザートーニングと呼ばれます。これまで治療が難しいと言われてきた肝斑にも有効な治療法です。エネルギー量を低く設定し、１〜２週間間隔で繰り返し照射を行う方法であり、あえて弱いエネルギーを照射することでメラノサイトに過度の刺激を加えることなくメラニンを徐々に浮き上がらせます。また肝斑だけでなくお肌のターンオーバーを促進し、肌ツヤの改善やハリ、毛穴の開きを改善するなどの効果もみられます。ケアが困難であった脇の黒ずみやざらつきにも効果的です。この治療はあえて弱いエネルギーで過度な変化をさせない照射方法なため、症状の改善もマイルドに起こってきます。しかし回数を重ねていくと明らかな差がでてきます。
※肝斑の方は内服治療の併用をおすすめしています。