体外衝撃波治療
足底腱膜炎や、テニス肘、ゴルフ肘などのスポーツ障害の治療に
最近、ヨーロッパやアメリカなどの海外において
足底腱膜炎やテニス肘、ゴルフ肘などの多くの腱炎付着部炎を中心に広がってきた新しい治療法です。
野球選手の大谷翔平選手も使っていることで有名になりました。
当院ではリハビリテーションの一環として体外衝撃波治療を受ける事ができます。
ご希望の方は、お気軽に医師にご相談ください。
体外衝撃波治療とは
衝撃波を皮膚の上から患部に照射する治療法です。日本では足底腱膜炎だけが保険適応とされていますが、海外では足底腱膜炎やテニス肘などの腱炎付着部炎、偽関節、変形性膝関節症にも応用され、特にヨーロッパを中心に広がっています。
なぜ痛みが改善するかというと、
- 痛みを伝える自由神経終末を減少させるから
- 炎症によって産生されるインターロイキンなどの物質を抑制しコラーゲンを産生させることで、組織修復を促すから
とされています。
体外衝撃波治療の適応疾患
- 足底腱膜炎(疼痛期間6ヶ月を超える難治性足底腱膜炎は保険適応です)
- テニス肘、ゴルフ肘
- アキレス腱炎、アキレス腱周囲炎
- 肩こり、腰痛
- 変形性膝関節症(特にbone marrow lesionがある症例)
- 石灰沈着性腱板炎
- 大転子部痛
など
体外衝撃波治療の効果
過去の報告では部位にもよりますが、60-80%程度の効果とされています。
1回の治療時間は15分程度で、数回程度実施する事が多いです。
完全な除痛を保証するものではありません。ご了承のほど宜しくお願い申し上げます。
体外衝撃波治療の副作用について
副作用は基本的にありませんが、以下のものが挙げられています。
- 治療後の腫れ
- 内出血
- 治療中、治療直後の痛み
- 一時的な感覚障害
いずれの症状も、数時間から長くても数日で改善します